アルヴァ・アアルト -もうひとつの自然 展 [旅・建築]
先日お休みをいただき、神奈川県立近代美術館 葉山館で開催中の「アルヴァ・アアルト -もうひとつの自然」展を見るため、葉山まで足を伸ばしてきました。
様々な規模の建築の写真・模型・図面が一同に展示され、アアルトルームでは自由に家具や照明器具を体験できます。気持ちのよい場所柄も相まってとても楽しい展示になっていました。
アアルトは住宅に加え役場やホール・図書館など市の施設を数多く手掛けています。
それらの展示写真一枚一枚から、込められた想いが伝わってきます。
窓がちょうど座れる高さのベンチになっていたり、天井までの大きな窓でも、通風のための開く部分はすぐ手が届くところ、ちょうどよい大きさ(重さ)であったり。
複数の建築の配置方法もじつによく考えられています。
身近に、人の心に寄り添う建築があることは、とても豊かなことだなぁと感じました。
様々な規模の建築の写真・模型・図面が一同に展示され、アアルトルームでは自由に家具や照明器具を体験できます。気持ちのよい場所柄も相まってとても楽しい展示になっていました。
アアルトは住宅に加え役場やホール・図書館など市の施設を数多く手掛けています。
それらの展示写真一枚一枚から、込められた想いが伝わってきます。
窓がちょうど座れる高さのベンチになっていたり、天井までの大きな窓でも、通風のための開く部分はすぐ手が届くところ、ちょうどよい大きさ(重さ)であったり。
複数の建築の配置方法もじつによく考えられています。
身近に、人の心に寄り添う建築があることは、とても豊かなことだなぁと感じました。
今年3月に開催したイベントのことをすこし [日々だより]
私が所属する建築士会主催で、3月に行われたイベントのことをメモとして。
3月15-18日の4日間、前年に東京のTOTO ギャラリー・間で開催された建築家 堀部安嗣さんの作品展と映画上映会を開催しました。
去年の今ごろは保育園に子供を預けてから迎えに行くまでほぼその準備をしていました。
会期中たくさんの方がお見えになり、堀部先生のご活躍を裏付けるかのようでした。
イベントに魅力的な肉付けをすることで参加する側だけでなく、企画に携わる方の行動も変わること。
ちょっと大変そうなことや違う意見を受け入れるととっても遠くにいけること。
この企画を通していろいろなことに気づかされました。
写真は講演会の模様です。
ご多忙の中講演会にお越しいただいた堀部先生。
デリカのキクチさん、山一パン商店さんにご協力いただいたケータリング。
その2店舗を設計された、文芸大学の寺田さんは、映像を編集していただいたり、施設の使用や学生さんと協働するうえで重要なパイプ役をしていただきました。
企画が実現するまでずっとフォローをしていただいた森桜さんもお見えになり、堀部先生が設計された、加賀のイヴェール・ボスケのパイを差し入れていただきました。
堀部先生と同級生のワインハウス新美さん。
この日のためにワイン教室を振り替えてまで駆けつけてくださり、ワインをサーブしていただきました。
そして、最初にこの上映会について相談をしてから最後まで、ご多忙のなかほぼ全ての打ち合わせに参加いただき、細やかな配慮やアドバイスをいただいた坂田さん。
展示空間のすべてを率先して導いてくださった伊藤さん。
平日、たくさん一緒に動いていただいた松原さん。
大学側で調整に当たっていただいた佐々木さん。
準備の打ち合わせや、会期中の受付や設営・片づけをしていただいた建築士会の皆さん。
この話を持ち掛けてくれた大学の先輩の中山さん。
そして、最初から最後まで、しごとの時間を融通したり、見守ってくれた家族に感謝します。
ありがとうございました。
写真は、建築士会の先輩で写真家としても活躍されている高橋貴大さんにが撮影されました。楽しそうな雰囲気をお伝えできるかと思います。
3月15-18日の4日間、前年に東京のTOTO ギャラリー・間で開催された建築家 堀部安嗣さんの作品展と映画上映会を開催しました。
去年の今ごろは保育園に子供を預けてから迎えに行くまでほぼその準備をしていました。
会期中たくさんの方がお見えになり、堀部先生のご活躍を裏付けるかのようでした。
イベントに魅力的な肉付けをすることで参加する側だけでなく、企画に携わる方の行動も変わること。
ちょっと大変そうなことや違う意見を受け入れるととっても遠くにいけること。
この企画を通していろいろなことに気づかされました。
写真は講演会の模様です。
ご多忙の中講演会にお越しいただいた堀部先生。
デリカのキクチさん、山一パン商店さんにご協力いただいたケータリング。
その2店舗を設計された、文芸大学の寺田さんは、映像を編集していただいたり、施設の使用や学生さんと協働するうえで重要なパイプ役をしていただきました。
企画が実現するまでずっとフォローをしていただいた森桜さんもお見えになり、堀部先生が設計された、加賀のイヴェール・ボスケのパイを差し入れていただきました。
堀部先生と同級生のワインハウス新美さん。
この日のためにワイン教室を振り替えてまで駆けつけてくださり、ワインをサーブしていただきました。
そして、最初にこの上映会について相談をしてから最後まで、ご多忙のなかほぼ全ての打ち合わせに参加いただき、細やかな配慮やアドバイスをいただいた坂田さん。
展示空間のすべてを率先して導いてくださった伊藤さん。
平日、たくさん一緒に動いていただいた松原さん。
大学側で調整に当たっていただいた佐々木さん。
準備の打ち合わせや、会期中の受付や設営・片づけをしていただいた建築士会の皆さん。
この話を持ち掛けてくれた大学の先輩の中山さん。
そして、最初から最後まで、しごとの時間を融通したり、見守ってくれた家族に感謝します。
ありがとうございました。
写真は、建築士会の先輩で写真家としても活躍されている高橋貴大さんにが撮影されました。楽しそうな雰囲気をお伝えできるかと思います。
にぎやかな住まい [お仕事だより]
ご自身で希望のプランを描いてこられる方がいます。
不思議なことに、そんな方ほど気付けばまったく違う間取り、くらし方のプランになることが多いです。
一度会っただけでは見えてこない大切にしたいことをくみ取り、プランに盛り込むこと。
ときにはいくつかプランを作ることも・・・。
とても大切な、そして楽しい作業です。
不思議なことに、そんな方ほど気付けばまったく違う間取り、くらし方のプランになることが多いです。
一度会っただけでは見えてこない大切にしたいことをくみ取り、プランに盛り込むこと。
ときにはいくつかプランを作ることも・・・。
とても大切な、そして楽しい作業です。
竣工写真をウェブサイトにアップしました。 [お仕事だより 生まれ育った町で]
昨年末、お引き渡しを終えた「生まれ育った町で」の
竣工写真をウェブサイトにアップしました。
宜しかったらご覧ください。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ageta/housing_01.html
竣工写真をウェブサイトにアップしました。
宜しかったらご覧ください。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ageta/housing_01.html
岐阜へ [旅・建築]
住宅特集 2017年10月号 陶芸家 吉田次郎さんの住まいと工房を目にしてから、
設計された杉下均さんの建築を見たくなり、岐阜へ。
古道具本田さんのすぐ裏手、パン屋さんかし是(かしこ)へ。
いい匂いに誘われるように湯気で曇ったガラス扉を引くと、小さいながら吹き抜けのある、開放的な空間に迎えられる。
ぽってりとした左官仕上げのショーケースには、
まるまるした美味しそうなパン。
その脇の、奥行きのある窓辺からの光は静かにお店を明るくする。
こんなパン屋さんが近くにあったら通ってしまいそう。
次に、駅前の杉下均さんの初期の作品、かき氷屋さん「赤鰐」と、
駅から5キロほど離れたブティックluccicareを訪れる。
その後、名古屋は名東区の北欧ヴィンテージ家具を扱うFavorへ。
若松由香さんの手織りの椅子敷きを、お店の安井さんとお話ししながら選ぶ。
もともとあった建物に手を加えたという店内は、
床は無垢の杉板、左官の壁、くぼんだ窓やそれを覆った白い布等が、
すがすがしく凛とした空気を醸しており、
まるで昔からここにあった修道院のようでした。
用途を変えて使い続けられている古い建物に魅力を感じることが多いです。
あらかじめその建物が持つ癖に対し、使う側が寛容になれたり、
つくり手の、または使い手のいっときの欲望から少し離れているからでしょうか。
新築でもそういう雰囲気をつくりたいと考えています。
設計された杉下均さんの建築を見たくなり、岐阜へ。
古道具本田さんのすぐ裏手、パン屋さんかし是(かしこ)へ。
いい匂いに誘われるように湯気で曇ったガラス扉を引くと、小さいながら吹き抜けのある、開放的な空間に迎えられる。
ぽってりとした左官仕上げのショーケースには、
まるまるした美味しそうなパン。
その脇の、奥行きのある窓辺からの光は静かにお店を明るくする。
こんなパン屋さんが近くにあったら通ってしまいそう。
次に、駅前の杉下均さんの初期の作品、かき氷屋さん「赤鰐」と、
駅から5キロほど離れたブティックluccicareを訪れる。
その後、名古屋は名東区の北欧ヴィンテージ家具を扱うFavorへ。
若松由香さんの手織りの椅子敷きを、お店の安井さんとお話ししながら選ぶ。
もともとあった建物に手を加えたという店内は、
床は無垢の杉板、左官の壁、くぼんだ窓やそれを覆った白い布等が、
すがすがしく凛とした空気を醸しており、
まるで昔からここにあった修道院のようでした。
用途を変えて使い続けられている古い建物に魅力を感じることが多いです。
あらかじめその建物が持つ癖に対し、使う側が寛容になれたり、
つくり手の、または使い手のいっときの欲望から少し離れているからでしょうか。
新築でもそういう雰囲気をつくりたいと考えています。
明けましておめでとうございます。 [日々だより]
明けましておめでとうございます。
年末、伊勢神宮を訪れました。
全ての建築が、簡素で美しく、何者にも媚びることなく、自然と調和して佇む様に、心洗われました。
これからもコツコツと、仕事に取り組みたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
年末、伊勢神宮を訪れました。
全ての建築が、簡素で美しく、何者にも媚びることなく、自然と調和して佇む様に、心洗われました。
これからもコツコツと、仕事に取り組みたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
田の字型プラン [日々だより]
お盆、実家に帰省しました。
祖父母が暮らしていた築100年以上の農家を、
田の字型の間取りはそのままに、
十数年前、岡山の建築家 神家昭雄さんに増改築して頂き、父母が暮らしています。
襖で閉め切ったり、開いて続きの間として使ったり。
2家族帰省し、いつにない大所帯となりましたが、
建物はおおらかに受け入れてくれました。
祖父母が暮らしていた築100年以上の農家を、
田の字型の間取りはそのままに、
十数年前、岡山の建築家 神家昭雄さんに増改築して頂き、父母が暮らしています。
襖で閉め切ったり、開いて続きの間として使ったり。
2家族帰省し、いつにない大所帯となりましたが、
建物はおおらかに受け入れてくれました。